Aqua Timez再結成で“出会い直した”話 ~大人になって気づいた歌詞の深さ~

Aqua Timez

昔は“流行ってたバンド”くらいの印象だった。

Aqua Timezの名前自体は、昔からよく耳にしていた。
「虹」「決意の朝に」——ドラマや映画の主題歌になっていたから、
有名な曲はもちろん知っていたし、「ああ、まあいい曲だなー」とは思っていた。

でも、それくらいの認識。

昔の僕にとって、Aqua Timezは「ちょっと良い曲を歌う、流行ってるバンド」だった。

再びの出会い

Aqua Timezに再び出会ったのは、妻との会話の中だった。
「どんな音楽が好き?」という、何気ないやりとりの中で、
彼女がふと口にしたバンドの名前がAqua Timezだった。

でもそのときはまだ、
「ああ、Aqua Timezね。解散しちゃって残念だったよね」くらいの感覚だった。

再結成、そして――

ある日、ふと目に入ったのが、Aqua Timez再結成のニュース。
懐かしさに任せて、「虹」をなんとなく再生してみた。

幸せになることを急がないで
——「虹」(Aqua Timez)

ちょうど仕事でいろいろ悩んでいた時期だった。
その一節が、真っ直ぐに僕の心に突き刺さった。

「……めっちゃ、いいやん。」

Aqua Timezは、今の自分に必要な音楽だった。

再結成をきっかけに、Aqua Timezの曲を貪るように聴いた。
聴けば聴くほど、まるで背中を押されるような気がした。
前を向いて、走り出せるような感覚。

Aqua Timezと“出会い直せた”ことは、きっと僕にとって大きな意味があったんだと思う。

期間限定の復活だから、もしかしたら、もう二度とないかもしれないこの時間。
でも今、Aqua Timezと一緒に走れることを、心から嬉しく思っている。

たぶん、音楽って「いつ出会うか」も大切なんだと思う。
Aqua Timezと、今このタイミングで再会できたことに感謝している。

最後に、この気持ちをぴったり言い表してくれているフレーズで閉めたいと思います。

二つの空がやっと やっと 一つになって 僕らを走らせるんだ

——「虹」(Aqua Timez)