誰にでも、「大人になってから心に響いた曲」ってあると思います。
私にとってのそれは、Aqua Timezの「決意の朝に」です。
歌詞に込められた意味を、大人になった今だからこそ感じ取ることが出来るようになったからです。
そして、ライブでみんなと一緒にこの曲を歌ったとき、この曲への思いがより強くなりました。
『決意の朝に』との出会い|子どものころの思い出
初めて「決意の朝に」を聴いたのは、中学生の頃でした。
学校のお昼の放送でよく流れていて、メロディがなんとなく耳に残っていました。
あの頃は、歌詞の意味を深く考えることはありませんでしたが、
なんとなく好きだったのを覚えています。
「大人になって響いた歌詞|『決意の朝に』で胸に刺さったフレーズ」
大人になって改めてこの曲を聴いたとき、
「他人の痛みには無関心 そのくせ自分の事となると不安になって」
——「決意の朝に」(Aqua Timez)
というフレーズが胸に刺さりました。
社会に出てからは、学生時代よりも人との関わりがずっと複雑になりました。
辛い思い、理不尽な思いをすることも増えました。
その分、他者を気にかける余裕をなくしてしまうことが多くなった気がします。
そんな現実と歌詞がリンクしたとき、誰かを思いやることを忘れていた自分や、
逆に自分の悩みばかりにとらわれていた自分に、改めて気づかされました。
「Aqua Timezライブの思い出|『決意の朝に』をみんなで歌った日」
今年、Aqua Timezのライブに参加しました。
生まれて初めてのライブでした。
ライブ中盤、「決意の朝に」が始まりました。
サビにさしかかったとき、ボーカルの太志さんがマイクを客席に向けました。
みんな長年のファンだからでしょうか、歌声は一切乱れることなく、とても綺麗に響いていました。
まるで合唱コンクールのような一体感のある雰囲気。
おそらく同年代の人が多かったと思います。
それぞれが、歳を重ねた今だからこそ、深みを増した
「辛い時 辛いと言えたらいいのになぁ」
——「決意の朝に」(Aqua Timez)
というその歌声が、私の心の芯に響きわたりました。
思わず涙がこぼれていました。
周りを見渡すと、同じように泣いている人もいました。
その会場の空気はとても幻想的で、今でも心に強く残っています。
まとめ
「決意の朝に」は、前に進む力をくれる曲だと思います。
しんどい時は、無理せず吐き出してもいいし、弱くたっていい。
それをすべて受け入れて、「これが自分だ」と胸を張っていたい。
うまくいかないことも多いけれど、それでも一歩ずつ歩いていけたらいいなと思います。