「いつも全力じゃないといけない」
そんなふうに思って生きてきたことに、最近ようやく気づきました。
意識していたわけじゃないけど、気づけば、ずっと頑張ってた。
何かあるたびに、「もっとちゃんとやらなきゃ」って、自分にムチを打っていた気がします。
その分、誰かのために動けた瞬間もたくさんあったと思う。
でもふとした瞬間、どうしようもなく疲れている自分に気づくこともありました。
気持ちが、ふっと止まるような瞬間。
「なんか、疲れたな」って。
「ちゃんとやらなきゃ」がクセになってた
思えばずっと、
「失敗したくない」「誰かをがっかりさせたくない」
そんな気持ちが、胸のどこかにありました。
いつの間にか、「100点じゃないとダメ」な自分ができあがっていました。
でも、そんなの無理に決まってて。
うまくいかない自分にがっかりして、責めてしまって。
すると今度は、気持ちが沈んで、周りともうまく噛み合わなくなって。
だからまた、「ちゃんとやらなきゃ」って思う。
……そんな負のループの中にいた気がします。
出会った言葉:「7割は、誰かを信じる力」
そんなときに出会った言葉がありました。
「7割は、誰かを信じる力」
—— 完璧じゃなくても、大丈夫。
—— すべてを自分で背負わなくても、いい。
誰かを信じて、任せてみる。
そして、そんな自分自身をも、少しだけ信じてみる。
すると気づかぬ内に背負っていた身体の重みが、ちょっと軽くなった気がしました。
ちょっとずつ、力の入れ方を変えてみた
それからは、少しだけ力の入れ方を変えてみることにしました。
朝の支度中に、「今日は7割ぐらいでいこう」とつぶやいてみたり、
何か決めるときに、「まあ、これくらいでいいかも」と思ってみたり。
うまくいかなかった日も、「まあ、いっか」と笑ってみたり。
そんなふうにしていたら、
ほんの少しずつだけど、心も軽くなっていきました。
これからも、ちょうどよく
「だれかのために」
こんな気持ちでいる人は特に頑張ってしまいがちです。
でも、誰かに“やさしい自分”でいたいなら、
まず“無理しない自分”でいることが、大事なんだと思います。
本当のやさしさは、がんばりすぎない心の余裕から生まれるものだと思います。
もし、全部全部頑張りすぎてしまっている時は、ふと立ち止まってみてください。
「7割で、ちょうどいいよ」って。
自分に声をかけてみるだけで、ちょっと救われるかもしれません。